森林資源
森林の好循環が将来につなげる

先祖代々、先人たちが植林し長い年月をかけて育てられた森林から木を伐採・収穫し、戸建て住宅、公共建築物、一般建築物、はじめとする様々な建築用の材料として活用しています。建築用以外にも家具やオフィス製品、玩具など木製品としてさまざまな用途で利用されています。「植える→育てる→収穫する→活用する」という好循環を推進していくことが、森林の整備と適切に木を成長させるために必要となります。

森林資源の循環活用は、資源の利用と再生のバランスが大切です。利用が再生を上回ると森林の減少や資源の枯渇を招きます。また、資源の利用が進まず、再生・育成ばかりになると間伐や採取が減り森林放置による荒廃や森林の高齢化が進んでしまいます。我が国は世界でも有数の森林国であり、日本にとって国産の貴重な資源です。しっかりとバランスをとって循環させていきたいものです。

再生可能な資源
持続的な資源の有効活用

現在、地球規模での温室効果ガス(二酸化炭素やメタンなどのガスの総称)の排出量削減が求められています。温室効果ガスが増えすぎると、地球から放出されるはずの熱が地表などに留まり温暖化を引き起こします。地球温暖化は異常気象の発生や気候変動を引き起こし、生態系にも影響を及ぼします。

日本でも2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進んでいます。温室効果ガスの排出量から吸収・除去量を差し引いてゼロを目指しています。国産材の活用による森林保護、森林活用は再生可能エネルギー、循環可能な資源の有効利用として注目されています。

第2の森林
木材の「第2の森林」としての役割

建築用など住環境を形成するために活用される木材は、エネルギーを多く消費して製造された資材と比べ二酸化炭素の排出を抑制する効果があります。長い年月森林で育った木はたくさんの二酸化炭素を吸収します。例えば杉の36年~40年生の人工林1ヘクタールが1年間に吸収する二酸化炭素の量は約8.8トン(炭素量に換算すると2.4トン)と言われています。※1

長い年月の間、炭素を吸収した木材を住宅や家具などに活用することは、炭素を貯蔵する「第2の森林」としての役割を果たしているのです。

※1 参考:林野庁ホームページよりhttps://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/20141113_topics2_2.html

資源の活用
国産材の利用促進

国産材の供給量は、高度成長期の伐採跡地に植林された人工林を中心に回復傾向にありますがまだまだ十分な活用が進んでいません。このままでは前述の利用と再生のバランスが崩れ森林整備が不十分となり、森林がもつ多面的な機能も損なわれていきます。

三重県松阪市飯高町にあるウラタ木材では、地元の森林をはじめ、日本の森林を守るために、国産材に特化した木材を製材しています。林業を営む方々と消費者である方々を結ぶ木材産業として国産材利用を推進しています。

国産材100%へのこだわり
杉に特化した木材工場

森林に恵まれた三重県松阪市飯高町で良質な国産材にこだわり、お客様のニーズにお応えします。お気軽にお問合せ下さい。